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指の形、手の形、指がつぶれている、指に力が入らない、指が…、指が…
譜読みと並んでママの気になる事ランキング入りする
手と指の形
これ、鍵盤演奏をする上で、とても大切な事です。
が、しかし。
これ以前に見直すことがあります。
それは・・・
正しい姿勢で座る事
昨年から行っているリモートレッスンで、色々と見えてしまいました。。
いや、見えてよかった。本当に(;'∀')
残念ながら、、、
殆どの生徒さんが家庭学習において、正しく座れていません。
椅子が低すぎる、高すぎる、体が近すぎている、離れすぎている
これではどう頑張っても良い手指の形で弾けるはずがありませんし、もちろん脱力も無理。
ふにゃふにゃの手で弾いております。こりゃ、別の意味で脱力〜〜(;'∀')
レッスンでは1人1人高さを調節し、座り方を徹底してきたつもり…
うっかり調節をし忘れようものなら、
先生〜椅子が高い〜
と、即座に注文がきます。
しかし、多くの生徒たちが家庭学習においては、その不快さを感じていなかったのです!!
これは完全に私の落ち度…
ただ、リモートをしたからこそ発覚したので、前向きに考え
これを機に全てのご家庭で、家庭学習における正しい座り方を見直していただきます。
まず椅子
レッスンを始めたころに購入した電子ピアノとセットになっている椅子。
これは高さ調節が出来るものなので、OKです♪
し・か・し
購入した頃の高さのままではありませんか~??
このパターンの場合、圧倒的に高すぎる位置にお子さんが座っています。
お子さんの身長は1年でけっこう伸びますよね。
またごきょうだいで使う場合は
いちいち高さを変えてください!
だって、小学生と幼稚園の子に同じ靴を履かせますか?履かせませんね。
足が大きくなったら靴を買い替える。背が高くなったら椅子の高さを見直す。これ当たり前。
でも、面倒くさい・・・
それならば、是非子どもに調節の仕方を教えてあげてください。
ただ、手を挟んだりしないよう十分注意が必要です。
教室でも小学生になれば私の監督のもと、自分で椅子の高さ調節をさせるようにします。
そして、ピアノの椅子を、別の椅子で代用しているご家庭もありました。
このパターンの場合、圧倒的に低すぎる位置に座っています。
なぜなら、そう設計されていないからです。
①ダイニングの椅子
これは、食事をしやすい高さに設計されているはずです。座面が大きいので深く座りがちです。重心が後ろに行ってしまいます。
②学習机の椅子
これは、文字を書いたり本を読むために良い姿勢が保てるように設計されているはずです。キャスターが付いていると思います。そうなるとピアノにはかなり不向き。
③パイプ椅子や丸椅子
これは軽くて持ち運べるので用途はさまざまです。高さは低め&ガタツキは気になりますね~
どれも、それぞれの用途に合わせて設計されていると思います。
これらの椅子を代用し、お尻の下に雑誌の束やクッションを挟んで使用するのは、あくまで応急処置です。
アマゾンで高さ調節の出来る椅子は5000円から1万円前後で購入できます。ヤ○ハの高いのでなくてOKですよ。
自粛期間で浮いた外食代で、ぜひ購入をご検討ください⭐︎
そして、足元
足ぶらぶらしてますね~
これもNGです。
教室では足台を設置していますが、その足台から無意識に足を外側に外してぶらぶらさせている生徒がいます。
おそらく、家でぶらぶら状態で弾いているのでしょう。迂闊でした…
お母さん、足ぶらぶらでパンを捏ねることが出来ますか?
パンを捏ねないにしても、包丁で固いカボチャやスイカを切れますか?
上半身の作業に足元の安定は欠かかせませんね。
足の裏が地についてこそ、上半身の力が発揮できます。
バーカウンターの高い椅子でも、足を引っかけることの出来るパイプが付いています。
お陰で酔っぱらっても椅子から落ちません(これは違う?)
とにかく!!!
足元はとても大事という事!!!
ストップ!ぶらぶら!!!
こちらは、身近なもので代用できますよ~♪
(ペダルを使う場合は少々値が張りますが専用の足台の方が良いですね)
おすすめは、パズルマット〜〜!重ねてゴムで止めるだけ。身長が伸びたら1枚抜けばいいのです。
超簡単!早速ホームセンターへGOです!
ちなみに、座卓の上にキーボードを置いて正座して弾くのは、論外です笑笑
なぜかは、今までの説明で分かりますね。
姿勢ついでに・・・
最近よく耳にする体幹という言葉
これは姿勢や運動だけでなく、自律神経ややる気にも大きく関わってくるそうです。
姿勢を正してピアノを弾くことは体幹を整え
お子さんのやる気にも繋がります。
「疲れた・・・」という子の実に多い事。。。
音楽教室で弱音を吐くのは大いに結構。「そうか、そうか」とレッスンで聴いてあげます。
ただ、背中が丸くなっては気持ちも入りませんし、余計疲れてしまいます。
お話を聴いてあげたら
さ、背筋を伸ばして集中するよ
という言葉がけで、ある程度は気持ちがが入ります。
子どもはそういった切り替えも上手です。
疲れた体にムチ打ってせっかくレッスンに来るのだから、「できた!」を一つでも持ち帰って欲しいです。
ご家族にもご覧いただけるよう、レッスンで正しい座り方を写真に取っています。
ご家庭でも、弾く姿勢づくりのための環境を整えていきましょう!!