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今年度も11月に発表会を開催する方向で検討中です。
さて、発表会とはなんですか?
毎年、何らかの形でお伝えしているとは思いますが
発表会とは・・・
日頃の練習成果の確認の場です※
※お教室によって考え方の違いがあります。
確認するのは、演奏する本人であり、ご家族であり、お客様であり、講師であります。
別の誰かとの比較ではなく、
今年の自分はどう成長したか
これを毎年確認し、積み重ねて成長していきます。
毎日のテキスト練習、こつこつレッスンに通ったこと、そういった努力過程を含めての発表です。
ステージで弾くその瞬間だけのものではなく、
たった数分間の演奏に
1年分の努力と想いが込められている
ことをお忘れにならないように。
発表会はやはり特別です。
日頃頑張ったから、こんな曲が弾けるようになりました。と発表するのですから、
もちろんテキストのお気に入りもよし
これを機に「弾きたい曲」にチャレンジするのもよしです。
私が子供の頃は、先生に「これを弾きなさい」と渡されて、当たり前に従っていました。
なぜなら、音楽を知らなかったからです。
今の時代のように、ユーチューブも、音楽配信サイトもありませんでした。レコードなんて、1枚3000円以上もします。無理です。
ですから、曲は先生から教えてもらったり、レコードを聴かせてもらう、以前の発表会でどこかのお姉さんが弾いていた曲、友達が習っている曲でした。
なので、「これが弾きたい」という選択肢は非常に少なかったのです。
しかし、時代は変わりました。
聴きたい曲は瞬時に聴くことが出来、楽譜もすぐに手に入ります。
音楽配信、ユーチューブ・・・そういったものはおおいに活用し
日頃からアンテナを張っておくのはとても良い事だと思います。
そして、日頃テキストではさまざまな楽曲を経験しますね。
4拍子、3拍子、2拍子、元気な感じ、流れる感じ、さわやかな感じ、切ない感じ・・・など様々です。
テキストというものはとても良く考えられていて、総合的に力が身につくように組み立てられています。
皆さんは1年のレッスンでまんべんなく学んでいるのです。
そんな日々のレッスンで「あ、この感じ好きかも」と思ったら要チェックです。
さて、選ぶポイントをいくつかお伝えしましょう。
「この曲いいかも!」「弾いてみたい!」という気持ちを大切に、選曲していくとして・・・
まずは自分の(お子さんの)今のレベルを確認してください。
実はこれは結構出来ていません。
極端な例えですが
レッスンを始めて半年。5本指が1本ずつ動くようになった生徒が
発表会には、かっこいいアニソンが弾いてみたい!となった時、
16分音符や付点、シンコペーションが出てきて、シャープが3つついて、転調もして、音域が広い曲を選択するのは、
NGですよね。
ここまで極端な方!たまにいらっしゃいます。はい(笑)
アニソンは超〜難しいんです。
よちよち歩きを始めた赤ちゃんに、「はい、自転車乗る練習しなさい」と言っているようなものです。もう、鬼です。
もう少し、自分の(お子さんの)レベルと向き合ってみましょう。
発表会はレベルの高い曲を弾かなきゃいけないもんではありません。
今持っている力で弾ける曲を選びましょう。
『えー、それじゃあ弾きたい曲弾けないじゃん!』
いえいえ、そんな事はありません。
難しい場合、楽譜は適正なレベルにアレンジもできますし、
先生やご家族と連弾にしても良いですね。
やはり難しい曲はカッコイイ!
カッコイイから弾きたい!
でもやっぱり難しいんです
それなら、それなりの工夫をしましょうね。
憧れだけで練習を始めると、
こんなはずじゃなかった・・・と諦めモードに入り
練習が捗らなくなる場合もありますね。
人によって資質、練習に対する熱意はさまざまです。
その辺も十分に考慮し、
発表会までの決められた期間で、ゆとりを持って演奏できるようになるという
見通しを立てられることが大切です。
これとは反対の場合もあります。
ある程度のレベルに達しているにもかかわらず
「難しそう・・・」「もっと簡単なのがいい・・・」
と、尻込みしてしまう生徒もいます。
もったいないなぁと思いつつも…
やはりここは生徒の気持ち優先で考えます。といいつつも…かなり誘導することもありますが(笑)
発表会はあくまで任意参加ですので、強制は致しません!!
また、自分で楽譜を見て、ある程度読み進められることも大切ですね。
いくら耳が良く、真似すれば指が動いたとしても
解読不能では、それはレッスン成果とは言えません。
講師と共に譜読みがすすめられる程度の楽曲にすべきですね。
YouTubeで小さなお子さんがバリバリの演奏をしていたりすると
自分も。我が子も。
と思う気持ちは分かります。
出来ないことはありません。
その場合は、
平日は朝、今より1時間早く起きて練習、学校から帰宅後夕食まで2時間は最低練習。お風呂の後、指が柔らかいうちに1時間練習。土日はそれぞれ5時間…いや、少ないかな?これを発表会まで毎日続けてください。
そして、レッスンは週に2回が当たり前。あ、もちろん月謝は2倍です。
しかも先生は鬼コーチになります。
ファイト!!
しつこく言いますよ。
発表会は日頃の練習成果の確認の場
その点をきちんと理解しておきましょう
さて、夏休みには練習を始められるよう、選曲を開始していきましょうね〜